へんろ道に咲く花1輪・・・そんな花になりたい・・・
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はなへんろ
鴨長明は、人の命とともに、その住みか、つまり家もまた無常であると述べていますが、まったくそのとおりで、つい最近までまだ十分にすめる日本家屋など建っていたのに、その主が代替わりしたのか、いつのまにか取り壊されて、更地になり、そこがまたいつのまにか瀟洒な家が建てられるのをみるにつけ、本当に無常観を禁じ得ません。その今は新しい瀟洒な家も、また時が移ろい、そこの主が変われば、取り壊され、立て替えられるのでしょう。
だから、このようにはかないものに見栄を張り、奮発するのは、どことなくさびしい気がします。そう、夜露雨風暑さ寒さが凌げる最低限の住みかで充分なのに、家を一軒構えてこそ男だ、などと黴の生えた考えが未だにまかり通っているのは、残念なことです。また、その住かのために一生ローンに追われるのもまた、ピントはずれなことです。
だから、このようにはかないものに見栄を張り、奮発するのは、どことなくさびしい気がします。そう、夜露雨風暑さ寒さが凌げる最低限の住みかで充分なのに、家を一軒構えてこそ男だ、などと黴の生えた考えが未だにまかり通っているのは、残念なことです。また、その住かのために一生ローンに追われるのもまた、ピントはずれなことです。
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