へんろ道に咲く花1輪・・・そんな花になりたい・・・
Category :
学校
→密教の多様性←多様な現実世界への対応の多様性
仏教には8万4千の法門がある=衆生には8万4千の迷いと苦しみがあり、どんな悩みも
仏法に至れば解消されるということで、悩みの数だけに対応する教えがある。
→密教的に言うと、衆生の数に応じただけの仏の顕れがある→曼荼羅の描く世界。
→時代風潮、風土的特徴に応じて変容できる→密教の表層的特徴
悩みの数に応じただけのほとけが顕れる。
大乗の経典にもこの理念は説かれる→『法華経』の「観世音菩薩普門品」には、観音菩薩がそれぞれの境遇に応じて変化して現れてくださる、とある。
曼荼羅のなかのほとけたちは非常に個性的な姿と顔立ち→そういう姿が最もふさわしい人に対して、その姿が顕れるから
→①仏の衆生に対してお姿を示してくださる方便の多様性
②仏を想う衆生の心の多様性
↓
一見異様な密教図像の表現が分かりやすくなる。
曼荼羅の多様性→密教の広大さと慈悲の顕現した形(決して多様のごった煮ではない)
曼荼羅→①あらゆる文化の統合を可能にする核心を持つ。→変容し続ける。
②異文化・異宗教も同じ命の営みという核を有する多様な文化現象として統合され共存しうる。
→①文化の根底にあるものは洋の東西を問わず、等しく人々の祈りのいのちの営み
②その祈りに応え得るのが、宇宙に遍満する仏の慈悲の顕現
・真言密教
真言密教の特色→曼荼羅の表現(相)という世界の描写に見られる多様性と普遍的統合性
お大師様→・日本で初めてインドの仏教に直接触れられた方。
・ インドの言葉でお唱えする真言の修業法である虚空蔵求聞持の法、「大日経」とインドの宗教の知識なくしては理解できない経典に出会い渡唐、インドより渡来した最も正統的な密教を紹介。←→最澄は中国仏教の『法華経』理解に基づき天台宗確立
お大師様を漢字文化圏からだけ捉えないような注意が必要。
PR
この記事にコメントする