女性ノットイコール産む機械

先週でしたか、厚生労働大臣が失言したのは・・・。だからそろそろ触れてもいいでしょう。

まおはmixiニュースのタイトルでこれを知りました。タイトルを見ると「＜柳沢厚労相＞女性を「出産する機械」とも例える発言」とあり、これはまたたいへんなことを言ったもの、とまおが思っているうちに、ブンヤやテレビがネタとばかりに面白おかしく大騒ぎし始めました。

この件、この大臣の発言内容をよく読むと、「１５から５０歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、機械と言うのは何だけど、あとは一人頭で頑張ってもらうしかないと思う」とあります。要はこの大臣は、出生率だけを増やそうとしても限界があると、言いたかったのでしょう。ところが、あまりに例えが悪かったために、「女性=産む機械」と発言したかのような誤解を受けたのです。ここがポイントで、大臣は一言も「女性＝産む機械」と言ったわけではないんです。

無論この発言は大問題です。特にこの大臣の立場上、辞任で盛り上がるのもわかります。しかしそれ以上に問題なのが、国民のこの騒ぎ方です。まおはｍixiなどへの書きこみ数など、この騒ぎ振りを見て怖くなりました。大半は何も訳がわからず、ブンヤを始めとするマスコミに、更には書きこみに踊らされて「辞めろ」や「辞めさせろ」と騒いでいるだけなのです。書きこみが書きこみを呼んでいるのですからこれはもう言葉上の暴徒化以外の何物でもありません。

 この騒ぎ振りあまりにも低レベル過ぎます。もうすこし、落ちついて、批判的に物事を考えられないものなのでしょうか。生活は質素でも、全てに聡明だった昔の日本人がうらやましく思えます。