へんろ道に咲く花1輪・・・そんな花になりたい・・・
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学校
(1) 社会学の課題
社会学→①伝統的な秩序が崩れ、人々の共同生活の形態が大きく変化=近代社会の成立、市民革命や産業革命などの大きな変動を経て誕生。←人々は社会の存在を意識し始める。
②絶えざる急激な変動とそれに伴い発生した様々な問題に直面→個々の人間の生活を規定する社会の構造や変動のメカニズムを客観的、実証的に探求するようになり誕生
社会学=人間の形成する社会の実像とその動態を、客観的、実証的な観点から、把握し、それによって、自分達のあり方を理解するという課題を担って登場した学問
(2) 社会学と他の学問の関係
社会学以前→人間の共同生活に関する思索や観察に基づく思想や学問は存在←社会学は科学的な客観性や実証性の確保を追及している点でこれらとは異なる。
社会科学=人間の共同生活の営みの中から経済や政治・法・経営などの領域や現象を抽出し、それぞれについて客観的、実証的な方法を用いて研究する学問。→経済学、政治学、法学、経営学などともに社会学も。
社会学の独自性=政治、経済、法などの各領域に共通して存在する社会や集団、あるいはそれを構成する人間の生活と行動を研究対象とする。
社会学の総合性=社会の全体的な構造や変動のメカニズムの解明に大きな関心をはらう。
(3) 社会学の学問体系
社会学→①その展開過程で形成されたさまざまな理論的立場が存在。
②具体的な研究対象の範囲も幅広い領域にわたり、それぞれに独自の問題関心と理論をもつ。→家族社会学、都市社会学など専門分野をつくりあげている。
=連字符社会学、領域社会学と呼ばれる→専門分化している。
それぞれの共通性=①いずれもそれぞれの領域の現象を、社会や集団、あるいはそれを構成する人間の生活や行動との関連から研究するという点。
②社会学の基礎概念を共有。
→社会学は各領域社会学を通じた全体としての体系性をもつ。
理論社会学=社会を把握する基礎的な概念枠組みの自体の研究を専門とする社会学。
(4) 社会学を学ぶ意義
①実践の場面での道具的、技術的に役に立つ知識の習得。←社会学の実証的研究の成果や研究方法に関する知見.
②社会学的なものの見方の習得。→自分の所属する社会や集団に共有された「常識」や、
そのなかで形成された個々人の「思い込み」を批判的に問い直し、自分や他者の置かれた
条件を客観的、実証的に理解する能力を身につける。 PR
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