へんろ道に咲く花1輪・・・そんな花になりたい・・・
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遍路日誌
3日目も晴天の内にスタートしました。先ず目指すのは屋島寺で、高松市内からもその不気味な台形の姿が見えています。瀬戸大橋道路と名づけられた道路は通勤通学タイムと重なり、まおと逆方向にみんな大急ぎで歩いたり走ったり。そんななか、屋島はどんどんその不気味な姿を近づけてきまして、山にぶち当たったところからまたも登山開始です。
この登山道は整備されていて昨日ほどきつくはないものの、昨日オーバーワークだったため、昨日よりもしんどい。地元の中高年層は、ここの登山を日課しているようで、次々と、そして楽々とまおを追い越して登って行きます。かなり麓でまおを追い越した女性が早くも、下りにかかるのをみて、もうそろそろだなと、思って上っていくと、無事に到着。中門も持つ、広いお寺でした。ここはかつて大学時代に友人とケーブルで登り、海にむかってせんべいを投げ合った記憶があるのでその記憶をたよりに茶店を何軒か遣り越すと、高松市街と瀬戸内海を一望できる展望所にでました。高松駅前のサンポートが相当遠くに見えます。毎日思うのですが、よくもまあ、これだけ歩けるものです。
引き続いて、今度は八栗山の中腹にある八栗寺を目指します。せっかく登った山をまたしても下りて、再び登らないといけません。遍路道の案内があったのでそこヘ向かうと、これまたひどいケモノ道が現れました。おまけに今日は、スズメバチの巣ありの文字が・・・。これも難儀な目に遭いながら無事に下山。こんどは今おりた屋島を背に、向かいにそびえる八栗山を目指します。この山は石の産地と見えて、見るも無残な山容を見せており、屋島とは別の意味で不気味。ここの登りにかかる途中で、古い屋敷を改造した有名なうどん屋さんをみつけ、ここで今日は昼食です。相当有名な店と見えて、平日でしたが、満員の盛況ぶり。ここで、お茶を接待してもらい、山のぼり再開です。ただし、ここの山は、現在もケーブルが動いており、今日夕方、知人宅へよる時間も考えて、ここはこの文明の利器の力を借りることに。
八栗寺は、同じ山でも向かいの屋島とは違って、昨日の白峰寺に近い山の中の寺の雰囲気が漂っていました。洞窟みたいなのもありましたし。そして下りは自力で21パーミルの急勾配を車道ということもあってスム-ズに下山し、知人宅が海沿いだと聞いていたので湾に沿って歩きましたが、途中で道がなくなるハプニングに。ここはひとつ、これこそお遍路の原点とばかりに、堤防を乗り越え、海に入りました。後で知人から聞いた話しですが、まおがこの海を通過した2時ごろは丁度引き潮にあたっており、それで浅瀬は潮が引いていたため、まおは無事に海を通過できたそうで・・・。もう一度堤防を乗り越え何事もなかったかのように歩きつづけ、無事、86番志度寺近くの知人宅に到着。
ここで一呼吸おいて、目指すははもう目と鼻の先の志度寺。ここは海洋信仰から札所になったお寺で、寺の裏からは、今日上り下りした屋島と八栗山がはるか向こうに並んでそびえているのが見えました。ここでそのはるかなな山を見ながら考えました。正直よくもまあ、歩き通したものと。
今日はここで終了し、後から追いかけてきた知人と晩御飯をして、高松に戻りました。
明日はいよいよ最終日です!
巡拝数 4ヵ寺
総歩行距離 17キロ
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