へんろ道に咲く花1輪・・・そんな花になりたい・・・
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学校
第1章 方法論的指標
・ 現代=人類が一層緊密に結ばれ、諸国民間の関係が増大→教会はキリスト教以外の諸宗教に対する自分の態度について一層注意深く考察する。
・ 教会が諸国民間に一致と愛を育てるという職務を果たすにあたって、人間に共通で、相互の友好に役立つ事柄を考察する。
・ 全ての民族は一つの共同体で唯一の起源を持ち、唯一の終極目的、神をもつ。
・ 人々は種々の宗教から、今昔問わず人の心を深く揺さぶる人間存在の秘められた謎に対する解答を期待している。
・ その謎は→①人間とは何か
②人生の意義と目的は何か
③善とはなにか
④罪とは何か
⑤苦しみの起源と目的は何か
⑥真の幸福を得るための道は何か
⑦死後の審判と報いは何か
⑧我々の存在を包み、我々がそこから起こりまたそこに向かっていく究極の
名状しがたい神秘とは何か
・神秘的な力=自然界の移り変わりと人生の諸事件の中に現在する。
⑧我々の存在を包み、我々がそこから起こりまたそこに向かっていく究極の
名状しがたい神秘とは何か
・神秘的な力=自然界の移り変わりと人生の諸事件の中に現在する。
→種々の民族はこの神秘的な力について、一種の知覚を見、時には最高の神、あるいは父なる神についての認識さえも認める。
→この知覚と認識は深い宗教情操となってその国民の生活に浸透。
※進歩した文化と結びついた宗教=より深遠な概念や、一層洗練された言語によって同じ問題に答えようとしている。
・ ヒンズー教→①豊かな神話と、哲学上の鋭敏なちからをもって神の神秘を探求、表現。
②深い瞑想、愛と信頼をもって神に逃避することによって我々の存在の
苦悩からの解放を求める。
・ 仏教→その種々の宗派に従って・・・
① この流転の世が根本的に無常であることが認められ、
人が忠実と信頼のこころをもって
② 完全な解脱の状態に至る道が、
③ 自分または他力とって最高に到達する道が、
教えられる。
・ 世界の種々の宗教→種々の道、すなわち、種々の教義と戒律と儀式を提示することによって、いろいろな方法で人間の心の不安を解消しようと努力。
※ カトリック教会→
① これらの諸宗教の中に見出される真実で尊いものを何も排斥しない。
② これらの諸宗教の行動と生活の様式、戒律と教義をまじめな尊敬の念をもって考察。←これらは教会が保持し提示するものとは多くの点で異なる。
③ 教会はキリストを告げ、また絶えず告げなければならない。
・ キリストにおいて・・・
① 宗教生活の充満を見出し、
② 神は万物と自分を和睦させた。
・ 教会は自分の子らに対して、
① キリスト教の信仰と生活を照明しながら、
② 賢慮と愛をもって、
③ 他の諸宗教の信奉者との話し合いと協力を通して、
彼らのもとに見出される、精神的、道徳的富および、文化的価値を認め保存し、さらに促進するよう勧告する。
※ この科目の目的
→仏法学の専門者のために、
① 空海の教えに触発された方法論を確立し
② それによって学術的場での訓練法の自律を確かにしうること。
③ よって神学についての考察と神学的方法の想像についての考察の説明が、仏法学の方法論
構築の手立てとなればよい。
構築の手立てとなればよい。
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